2年半前に竣工したY邸です。ずっと外構には手を付けずに過ごされてきましたが、この夏ようやく塀ができて植栽が植えられたので写真を撮らせていただきました。
今までモジモジして少し落ち着かない感じだった子がようやく地に足がついて居心地がよさそうです。
植栽は土地と建物を緩やかに繋いでくれる大事 な役割を果たしてくれています。
古い街道筋にあるので建物に少し和のテイストを加えてあります。これによく調和するように東万の鈴木錬美氏が慎重に植栽を選定してくれました。
お隣の栗の木に鳥の巣らしきものがぷーらぷら。
ぷらぷらしているのならもう誰も使わないな。いただいちゃいました。
手のひらにちょうど収まるサイズ。
じいっと観察してみると、
主材料はシュロの繊維らしきもの。それがうまいこと成形されていて、
その外側にびっしりと苔があしらわれています。
苔は装飾?断熱?カムフラージュ?
で、ところどころにビニールテープも絡んでいて、
これは強度を出すため?
う~ん、軽くて強くて美しいなかなかの出来栄えです。
身の回りの材料の特性を見極めてさらっと本能でつくってしまう。
動物や虫って誰に教わるでもなくこんな技術を持っているなんて
少しうらやましいですね。
庭の木に付け直したら誰かが使ってくれるかな?
昨年(2013年)10月にオープンした津駅東口の高野コーヒーさんの写真が出来てきたので、〈works〉に入れておきました。
津新町から新築移転した高野コーヒーさんの店舗(喫茶店ではなくて豆の挽売り店)+住居。
御年90歳になる高野さんのオリジナル、「酸味のないコーヒー」で評判のくろいり珈琲は、朝淹れ置きしておいて夜まで美味しく飲めるのです。特にこれからの季節、アイスで飲むには打ってつけでしょう。
工務店さんは㈱ウメダハウジング。
収納はいつものようにフロッシュ・森下氏。
正面ステンドグラスは久々の鬼木美保子氏。施主さんの「ラテンぽく」の言葉から出来た作品で、設置した途端にお店が楽しい空間になりました。鬼木氏の感性の抽斗はまだまだたくさん有りそうだぞ…
おっと、写真はTONOMOPHOTO+の土面氏。まつかさ餅をありがとう。
先月オープンした志摩の「DAIOKU写真スタジオ」に行ってきました。
途中、伊勢道路は新緑のトンネルから久しぶりの太陽がこぼれてきて、お得感満載でした。
左側がスタジオと住居、右側は10年前にできた「shu cafe」。
写真スタジオ
約38畳の大空間。今までで一番大きいかな。
床が杉なのでやさしい感じになったと思います。
音楽会やパーティーなどいろんな使い方をしてくれると嬉しいですね。
テーブルはクルミ。椅子はウォールナット。
いつもながら川北氏のシンプルで凛とした家具が置かれると空間の質が数段アップします。助かってます。
メンテナンスがとっても行き届いているのと、オーナーのセンスのおかげで10年経っているようには見えません。
今日は時間がなくて残念ながランチを逃しました。最近ここのカレークリームのパスタにはまっているのです。
shu cafe テラス席
思っていたよりテラス席が利用されているようです。時々ワンちゃん連れのお客さんにも使われているようで想定外でしたが嬉しいですね。